花灯り 源氏絵詞

日本画家・羽尻昭山人(はじり しょうさんじん)が京都の四季を綴るエッセイ・俳句

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「源氏物語あらすじ 第一部 第一帖 ~ 桐壺(きりつぼ) ~ 」

高い身分ではないが「桐壺帝」の寵愛を一身に受ける「桐壺の更衣」が、
周囲の嫉妬といじめが渦巻く中で、玉のように美しい第二皇子を出産する・・・

これがこの物語の主人公「光源氏」である。

この更衣は源氏が三歳の時に亡くなり、悲しみの中で帝は、
この更衣によく似た妃「藤壺の女御」を迎えた。

源氏は藤壺に母の面影を求め、やがて恋い慕うようになったが、
12歳の元服により遠ざけられ、左大臣の娘「葵の上」と結婚する。

しかし葵の上は、いかにも上品で美しい姫だったが、源氏はなじめず
寂しい思いをしていた。

-------語句の説明-------

<殿・壺は、女性が住んでいた部屋の名前>
藤壺の女御…藤壺という部屋にいる女御という身分の女
桐壺の更衣…桐壺という部屋にいる更衣という身分の女

<天皇の配偶者集団>
中宮(ちゅうぐう)…皇族の血を引く女性で皇太子を生んだ人
女御(にょうご)…大臣以下の公卿の娘が選ばれる
更衣(こうい)…女御の下の階級で更衣が生んだ子は「更衣腹」と見下された
御息所(みやすどころ)…ランクを表す語ではなく皇子・皇女を生んだ人の呼称
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「源氏物語あらすじ 第二帖 ~帚木(ははきぎ)~」

美しく成長した17歳の光源氏と、正妻、葵の上の兄である
「頭の中将」とは学問や遊びに競い合う親友であった。

ある五月雨の降りしきる夜、宿直所(とのいどころ)の源氏の部屋に、
頭の中将をはじめ「左馬頭」「藤式部丞」がやってきて、女性の話で
盛り上がり、源氏は中流の女性に興味を持った。 

いつの時代でも若い男が四人も寄れば話のネタは、異性の話・・・と
相場は決まったもので、先ずは一般の世間話から始まって色々な譬え話、
体験談へと発展し浮気の話など・・・

その翌日、源氏は「紀伊守」の邸に泊り、たまたま来ていた「空蝉」と、
はかない逢瀬を持った。

-------よもやま話-------

<帖名の「帚木(ははきぎ)」とは?>
遠くからは見えるが、近づくと見えなくなる伝説の木。
源氏を拒んで会おうとしない空蝉のことを例えている。

<雨夜の品定めでの会話>
 左馬頭…あんまり優しくてなよなよしている女は浮気をしやすい。
       かと言ってなりふりかまわず家事をてきぱきやり、
       世帯じみている女は色気がないなぁ。
藤式部丞…学者の女(むすめ)は困るよ。
        寝間でも講義をするんだ。
頭の中将…中流の女には掘り出しものがあるよ。
        その女の所へ通い、娘も生まれた。
        しかし、妻の実家にばれて、女に脅しをかけたらしい。
        それで、女は娘を連れて姿を隠してしまった。
        可愛そうなことをしたよ。
「源氏物語あらすじ 第三帖 ~空蝉(うつせみ)~」

源氏は空蝉を忘れられず紀伊守が地方の任地に下った留守のある夜、
「小君」の案内で邸を訪ねた。

そこでは、継娘「軒端の荻」を相手に碁を打っている空蝉の姿が垣間見れた。

軒端の荻は、色白で華やかな顔立ちをして髪は豊かでさわやかな美人だった。

この上はもう少し落ち着きが加われば・・・と思われるほど機敏で陽気に
はしゃいでいる。

空蝉はといえば、器量は少々劣っているが上手につくろっていて、
心の嗜み(たしなみ)が深そうですべてに趣があるので、源氏はやはり
空蝉にひかれるのだった。

その夜、源氏は空蝉の寝所に忍びこんだが、彼女はとっさに薄絹の
小袿(こうちぎ)を残して逃れてしまう。

源氏は仕方なくそこに寝ていた軒端の荻と契るはめになってしまい、
その場は上手につくろい優しく話をしたが、空しい思いで空蝉の脱ぎ残した
小袿を形見として持ち帰り、歌を詠んで小君に託した。

空蝉は危うく逃れたものの、これが夫のいない娘の頃だったら
どんなに幸せなことかと、我が運命を悲しむのだった。

-------語句の説明-------

<小袿(こうちぎ)>
十二単(ひとえ)の上に着る華やかな織物で、裾の短い着物。

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プロフィール

羽尻昭山人

羽尻昭山人
1942 - 2017 



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